書籍概要

本書は記述問題の攻略に焦点を当てた内容で、以下の7つの項目に分かれています。

  1. 内容説明問題のストラクチャー
  • 内容説明問題では、出題者が何を求めているのかを理解し、正確に説明する力が問われます。この章では、どのような問題が出題されるのか、その背景や意図を詳しく解説します。
  1. 理由説明問題のストラクチャー
  • 理由説明問題では、なぜそのような結論に至るのかを論理的に説明する力が求められます。この章では、出題者の意図を理解し、効果的に理由を説明する方法を解説します。
  1. 記述解答のストラクチャー
  • 記述解答の書き方について詳細に解説しています。記述問題に対する基本的なアプローチから、具体的な解答の組み立て方まで、段階的に説明しています。
  1. 解答の根拠のストラクチャー
  • 解答の根拠の捉え方とその構造について説明しています。どのように文章中から根拠を見つけ出し、それを論理的に組み立てるかを詳しく解説します。
  1. 心情把握問題のストラクチャー
  • 心情把握問題では、登場人物の感情や心理を正確に読み取る力が求められます。この章では、心情把握問題の考え方をまとめ、どのようにして登場人物の感情を読み取るかを解説します。
  1. 要約問題のストラクチャー
  • 要約問題に特化して解説しています。文章を的確に要約する方法を段階的に説明し、要約問題に対するアプローチを詳しく解説します。
  1. 全体把握問題のストラクチャー
  • 文章全体を踏まえた問題の解き方を、実際の東大の問題を用いて解説しています。文章全体の構造を理解し、その上で正確に答える方法を説明します。

特徴と使い方

本書の特徴は、記述問題に特化している点と、具体的な解答例を示している点です。特に満点回答だけでなく、部分点の取り方や原点ポイントも解説しています。

推奨する使い方

  • 記述問題に苦手意識がある受験生: 国公立・私立を問わず記述問題対策として使用可能です。本書は、記述問題に対する苦手意識を克服し、確実に点数を取るための方法を提供します。
  • 最適な学習時期: 読解力を養うための基礎学習(『クロスレクチャー』や『0から覚醒』など)を終えた後に取り組むことを推奨します。また、共通テスト終了後から二次試験までの直前期にも最適です。この時期に本書を活用することで、記述問題への対応力を高めることができます。
  • 受験校が記述問題中心の場合: 選択式問題が少なく記述問題が多い大学を志望する受験生に特におすすめです。例えば、東大や京大、一橋などの南関大を志望する方にとって、本書は強力な武器となります。

詳細な学習プロセス

本書では、以下の学習プロセスを推奨しています。

  1. 講義部分: まず、各章の講義部分をしっかりと読み、基本的な考え方をマスターします。記述問題の構造や解答のアプローチについて理解を深めます。
  2. 記述思考エレメント: 記述問題を解くための基本要素を学びます。これにより、記述問題の全体構造を理解し、それぞれの要素を効果的に組み合わせる方法を習得します。
  3. 実践問題: 各章の実践問題を解くことで、実際の記述問題に対する対応力を身につけます。問題を解く際には、読解ストラクチャーと解答ストラクチャーを意識しながら取り組みます。
  4. 解答例と解説: 解答例を参照し、自分の解答と比較します。部分点の取り方や原点ポイントを確認し、次回の解答に生かします。
  5. 総合問題: 最後に、全体把握問題を解き、文章全体の構造を踏まえた上で解答する力を養います。
『大学入試 柳生好之の現代文のストラクチャー 記述問題徹底分析』

まとめ

『大学入試 柳生好之の現代文のストラクチャー 記述問題徹底分析』は、記述問題を徹底的に研究してきた私の集大成です。特に難関大(東大、京大、一橋など)を目指す方にとって強力な武器となるでしょう。ぜひこの本で記述問題を攻略し、志望校合格を目指してください。